過去の投資情報の賞味期限

スマホやウィンドウに映っている投資情報格付け会社や証券会社などの金融機関が発行する投資情報は短期的な視点で書かれています。
長期的な展望も書かれていますが、現在の状況から見て判断しているため、状況が変われば、長期的な展望も変わってきます。
例えば、現在の会社の業務内容と業績を分析すると、5年後の業績予想は年率5%から10%の増収増益が見込まれると投資情報に書かれていたとします。
その後、大規模な企業買収があれば、業務内容や業績に大きな変化が生じるので、将来の予想が変わらないことはありえません。また、震災などの有事によって、会社の損失が大きくなれば、同様のことがいえます。
これらの例は金融機関の想定できないケースですが、企業の商品やサービスが予想を遥かに超えて売れたり、逆に売れなかったり、予想が外れるケースもあります。
金融機関は上場企業の銘柄に目標株価を設定することがありますが、1年間で何度も目標株価を変更することがあるように、長期的な展望というのは、予想するのは困難であり、参考程度に読んだ方がよいといえます。
投資情報を読んで、投資判断するためには、過去の投資情報だと、現在の状況を織り込んでいない可能性があります。
しかし、毎日、更新されるわけではないので、投資情報には賞味期限があることになります。
まず四半期毎に発表される決算が予想の範囲内であれば問題ありませんが、予想と大きく違う展開になれば金融機関は再調査するため、最新版の投資情報は参考にならない可能性があります。
また、決算に影響を及ぼす、企業買収や震災などの有事が起これば同様のことがいえます。
対策としては企業のIR情報をチェックして決算に関わる重大な発表があり、投資情報の内容にそのことが書かれていれば、参考になると判断できます。